出土品紹介
装身具
縄文人はけっして粗野で動物的な人間ではありませんでした。髪に赤いくしをさし、耳たぶに耳飾りをつけ、胸にはペンダントのような垂飾りをつけました。真脇では出土していませんが、腕輪や足飾りも存在しています。装身具には現代のように自分をより美しく見せたいという意味だけではなかったようです。死者の身に付け埋葬したり、災いから身を守るお守りとしての意味もあったようです。
出土した竪櫛は晩期のもので、ベンガラで赤彩しています。歯は失われていますが、竹ひご状のものを結わえていることが、Ｘ線検査でわかりました。
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